「事業承継はまだ先の話」。経営者の方から、そうお聞きすることがよくあります。
ただ、承継は思っている以上に準備に時間がかかります。誰に託すのかを決めるだけでなく、株式のこと、借入や経営者保証のこと、取引先や社員との関係など、整理することがたくさんあるからです。
そこで私がおすすめしているのは、制度や税金の勉強より先に、「お金と信頼の棚卸し」から始めることです。
①会社の借入と、個人の保証がどうなっているかを書き出す
②自社の強み(技術・お客様・人)は何かを書き出す
③「託すとしたら誰か」を、まず紙に書いてみる
これだけでも、次に誰へ相談すべきかが見えてきます。税理士、金融機関、商工会、M&Aの専門家など、頼れる相手は意外と身近にいます。
もちろん、家族や後継者候補と話すのは勇気がいります。私も現場で、その難しさを実感しています。それでも、早く話し始めた会社ほど選択肢が広がると感じています。
今夜、5分だけ「会社の10年後」を考えてみませんか。


