【利益が出ない会社の共通点】削ってはいけない「3大戦略コスト」と短命経営の正体

「利益が出ないからコストを削れ」

この発想そのものが、実は“利益が出ない体質”をつくっているとしたらどうでしょうか。

企業経営とは
未来のキャッシュフローを設計する行為です。

目先のPL(損益計算書)を整えることではありません。
未来のBSとCFを創ることです。

今日は、
絶対に削ってはいけない3大戦略コストと、
それを削ってしまう経営者の思考パターンについて解説します。


なぜ「コスト削減」が会社を弱くするのか?

コストには2種類あります。

  • ① 体脂肪(削るべき無駄)
  • ② 筋肉(未来を生む投資)

問題は、多くの会社が
筋肉まで削ってしまうことです。


削ってはいけない「3大戦略コスト」

① 研究開発費 = 未来の売上そのもの

研究開発費を削るということは、

「未来の商品を作りません」と宣言することと同じです。

・新サービス開発
・DX投資
・商品改良
・新規事業検証

これらはすべて“未来の売上の種”。

短期利益を守るために削れば、
2〜3年後に“売るものがない会社”になります。


② マーケティング費 = 売れる仕組み

いい商品は、放っておいても売れる。

これは幻想です。

売上とは、

商品力 × 接触回数 × 信頼度

で決まります。

広告・ブランディング・営業教育を止めると、
会社は静かに市場から消えます。

特に今の時代、
「認知の獲得」は競争そのものです。


③ 教育・採用費 = 企業の将来価値

企業価値の源泉は人材です。

教育費を削る会社は、

・幹部が育たない
・属人化が進む
・離職率が上がる

結果として、
組織が拡張できなくなります。

“人が育たない会社”は、
必ずどこかで成長が止まります。


戦略コストを削る経営者の2タイプ

タイプ①:短期利益依存型トップ

・今期の利益
・銀行対策
・株主評価
・自分の報酬

未来よりも「今の評価」を優先します。

結果として、
3年後に競争力が落ちます。


タイプ②:キャッシュに追われている社長

これは責められません。

ただし本質は、

戦略不足のツケが今来ている状態です。

未来投資をしてこなかった結果、
キャッシュが詰まり、さらに未来投資を削る。

これは悪循環です。


危険なサイン:「全社一律10%カット」

これは戦略ではありません。

戦略とは、

「何を守るか」を決めること。

一律カットは、
思考停止のサインです。

本来やるべきは、

  • 守るコスト
  • 削るコスト
  • 増やすコスト

の仕分けです。


本当にやるべきこと

削る前に、考えるべきことは3つ。

  1. 未来の売上を生むコストはどれか?
  2. 競争優位を作る投資は何か?
  3. 3年後の会社を想像しているか?

経営とは、

「未来の価値を今つくる」意思決定の連続です。


まとめ

短期利益はテクニックで作れます。

しかし、
企業の持続的な利益は

・研究開発
・マーケティング
・人材投資

この3つでしか生まれません。

あなたの会社は、

“利益を出している会社”ですか?

それとも

“未来を創っている会社”ですか?