昨日は、10年以上にわたりご支援している不動産賃貸管理会社の第34期方針発表会に参加しました。
企業が30年以上にわたり事業を継続することは、決して当たり前ではありません。
景気の変化、人口動態、地域環境、顧客ニーズ、働く人の価値観。
さまざまな変化に対応しながら、会社を存続・成長させていく必要があります。
今回の方針発表会を通じて改めて感じたのは、
長く続く会社には、数字だけでは表すことのできない企業価値がある
ということでした。
地域への還元を続ける経営
今回、特に印象に残った取り組みの一つが、
創業以来6回目となる地域への寄付
です。
企業は、地域社会から独立して存在しているわけではありません。
お客様がいる。
社員がいる。
取引先がいる。
そして、事業を営む地域があります。
企業が成長し、その成果の一部を地域へ還元する。
地域がより良くなれば、そこで生活する人が豊かになり、結果として企業の持続的な成長にもつながっていきます。
これは単なる社会貢献活動ではなく、
企業と地域がともに成長するための長期的な経営戦略
だと考えています。
「働きやすさ」だけでは、良い会社はつくれない
今回の方針の中では、
働きやすい環境の整備
についても示されていました。
給与や休日、福利厚生、制度、設備など、働く環境を整えることは非常に重要です。
しかし、それだけで社員が成長し続ける会社になるとは限りません。
もう一段重要なのが、
互いの夢や成長を応援しあえる文化
です。
誰かの挑戦を応援する。
成長した仲間を認める。
失敗したときには責めるのではなく、次の挑戦につなげる。
こうした文化は、制度だけではつくれません。
日々のコミュニケーションや、経営者・管理職の姿勢、会社として大切にしている価値観の積み重ねによって形成されます。
不動産賃貸管理業の本質は「暮らしを支えること」
不動産賃貸管理会社の仕事というと、
建物管理、入居者対応、契約管理などをイメージする方も多いと思います。
しかし、その本質は、
人が安心して暮らせる環境をつくること
ではないでしょうか。
住まいは生活の基盤です。
安心して帰れる場所がある。
家族と過ごせる場所がある。
地域の中で安心して生活できる。
今回示された、
「すべての人が安心して暮らせる社会の実現」
という考え方は、不動産賃貸管理という事業そのものと深くつながっています。
企業理念は、掲げるだけでは意味がありません。
事業そのものと理念がつながっていること。
これが、長く必要とされる企業の条件の一つだと思います。
方針発表会の本当の成果は「社員の表情」に現れる
方針発表会の後には、社員の皆さんとの懇親会がありました。
そこで印象的だったのが、
社員の皆さんが、きらきらした表情で会話をしていたこと
です。
経営計画書や方針発表資料には、理念、目標、戦略、数値計画などが書かれています。
もちろん、それらも重要です。
しかし、会社の文化は資料だけでは分かりません。
社員同士がどのように話しているか。
上司と部下の距離感はどうか。
経営者と社員がどのように関わっているか。
会社の未来について、前向きな会話が生まれているか。
こうした場面にこそ、会社の現在地が現れます。
企業価値は、財務諸表だけでは測れない
企業価値というと、
売上、利益、キャッシュフロー、純資産などの財務指標に目が向きます。
もちろん、それらは極めて重要です。
しかし、長期的な企業価値を考えると、
- お客様からの信頼
- 社員の成長
- 組織文化
- 地域との関係
- ブランド
- ノウハウ
- 経営理念
- 将来への期待
といった、財務諸表には直接表れない資産も重要になります。
こうした無形の資産が強い会社は、環境変化にも対応しやすく、長期的な競争力を持ちやすくなります。
良い会社とは、会社だけが成長する会社ではない
今回の方針発表会を通じて、改めて感じたことがあります。
良い会社とは、
会社だけが成長する会社ではありません。
お客様が豊かになる。
社員が成長する。
地域が発展する。
取引先も発展する。
そして、その結果として会社も成長する。
こうした循環をつくることが、持続可能な企業経営につながっていくのだと思います。
株式会社Mapイノベーションでは、
AI × ファイナンス × マーケティング × 教育
を掛け合わせながら、地方中小企業の企業価値向上を支援しています。
企業価値を高めるとは、単に売上や利益を増やすことではありません。
そこで働く人が未来に希望を持ち、お客様や地域から必要とされ続ける会社をつくること。
それもまた、企業の可能性を再起動する大切な経営戦略だと考えています。

