こんにちわ。Mapイノベーションの本橋です。
第2号は、「ソニーグループの有価証券報告書にスパイダーマンは記載されている?」
ファイナンスをおもしろく・身近に感じていただくために、スパイダーマンに登場いただきます。
Day3は、
スパイダーマンやプレステ等に今後どのような投資をし、どのような戦略を描いているのか?
ソニーは、スパイダーマンに更なる投資をする?リストラする?。
まず、今期FY22の見通し
売上高11.4兆円(115%)
当期純利益 8,300億円(94%)
売上高は、15%増だが、
利益が減少する要因は、M&Aによる買収に伴う投資を440億円する為。
テクノロジーを活用したエンターテイメントの革命家として、コンテンツへの投資戦略が興味深い。
ソニーグループがもつ3つの事業領域への投資
1,ゲーム&ネットワークサービス、音楽事業、映画事業
2,エレクトロニクス事業、イメージング&センシングソリューション(モバイル&産業機器向けセンサー)
3,メディカル事業・金融事業
スパイダーマン、プレステ、音楽・動画ストリーミング、メタバース、仮想空間と
様々な成長市場のコンテンツを持ち、そこへ投資し、更なる成長をデザインしている。
そして、サブスクモデルの構築も。
緻密な戦略が企業価値創出、時価総額国内2位の土台になっていると感じる。
ほぼほぼ、結論は以上であるが、事業のセグメント別に見ていきたい
・ゲーム&ネットワークサービス分野 売上33%増加目標
FY22は、プレステ5は1,800万台の販売台数を見込み、自社コンテンツ開発力を強化する。
戦略投資を行い年平均成長率19%を見込んでいる。
・音楽分野 売上高11%増加目標
ストリーミング(ネットを介した動画・音楽配信)がFY21は音楽制作32%、音楽出版36%成長し、
分野成長19%と大きく押し上げた。
サブスクモデルの為、利益貢献度は高く強い財務体質づくりに寄与するのではないか。
・映画分野 売上高7%増加目標
FY21は、スパイダーマン等のライセンス収入により65%と大きく増加した。
ヒット作による爆発的増収は見込めないが、コンテンツの知的財産を強化する。
スパイダーマンキャラクターのスピンオフ作品の製作も進む。
・エンターテイメントテクノロジーサービス 売上高3%増加目標
メタバース/ライブネットワークなどエンターテイメント体験の創出、仮想空間でのライブなどの体験価値創出
・産業機器及びモバイル向けセンサー 売上高37%増加目標
センサーの安定した市場成⻑や、⾞載向けセンサー市場の⼤幅な伸⻑なども踏まえ年平均20%の成長率を見込んでいる。
戦略投資として、映像・音楽・半導体などの企業買収等戦略投資を行い、
連結累計EBITDA(21~23年)4兆3,000億円を最も重視するKPIとしている。
これらを読み解くことで、「ビジネスパーソンとして時流を読む力」、「自社の経営に活かす」、「自らの投資への目利き力」を養っていく。
そのようなメルマガ&動画セミナーとしての戦略ファイナンススクールとしてお届けしていきます。