本日のタイトルは「営業マンこそ戦略財務マネジメントが必要!」

え?財務って経営者や経理マンがマネジメントすれば良い事じゃないのか!

私はそれはNO!と回答します。
確かに経営者や経理マンが財務を行ないます。
なぜ、「戦略財務マネジメント」なのかを分解していくと答えが出ます。

では、マネジメントとはなにか!
日本語にすると「管理」ですよね。
経営者や経理マンが行なう世間一般的な財務は財務計画と財務計算なんです。

マネジメントしなくてはその価値はありません。

戦略財務マネジメントとは、経営ビジョン達成に必要な財務目標を組織全体に浸透させ共有し、戦略的な営業、戦略的な経営を行っていく事なのです。
ポイントは、浸透、共有!

戦略的な財務マネジメントを行なって初めて戦略財務マネジメントと言えるのです。

私はサラリーマン時代、トヨタ系ディーラーのセールスマンでした。
大学卒業後お世話になり、営業マン根性を教えていただきました。
当時は、1990年代後半。

私はトップセールスマンになってやる!と野心に燃えていました。
決して志があったわけではありません。
自分が1番を取りたい!という野心。

私はとにかく台数勝負。
社内でも営業社員200~300人の中で新人組の私はトップ10以内にランキング。
そうするとトップ10を維持する為に、とった手段は!
「新車のディスカンウント王」

とにかく競合より値引き!
ギリギリの値引き後に私が商談を行うのはお客様ではなく上司です!!
※正確にいうとお客様にはちゃんと車の説明、試乗、見積り、ご要望、お聞きしていますよ(笑)

さあ、どう上司のイエスを引き出すか!
とにかく気合いと根性勝負でイエスを引き出した(笑)

しかし、当時の私には財務の視点はまったくありません。
しかも安売りという価格面の価値しか提供できていませんでした。

もし、当時、私に財務マネジメントができていたらもっと違う価値をご提供できていたかもしれません。つまり、戦略財務マネジメントとは、経営者や経理マンが行えば良いという問題ではなく、組織に浸透するレベルにしマネジメントしていく必要があるのです。

営業マン、営業マネージャーこそ戦略財務マネジメントを学ぶべきだと思うのです。
当時の私のような財務マネジメントができない営業マンばかり会社にいたら会社は成長しません。

戦略財務マネジメントは、営業こそ必要なスキルです。

次回あたりから専門的な財務や戦略の話にしていきます。